2020年11月

『そっと背中を押してくれる(仮)』④

  • 2020.11.17

知人にもらった美術展のチケットがあるということで、よかったらどうですか?と誘われた。 知り合って数分の男性にこんな誘われた方をしたのは初めてだったけど、 不思議と嫌な気がしなかった。 そこから私たちは、上野の美術館に向かった。 移動の最中、お互いに自己紹介をする中で 身長の高い彼は、名前は橋本健二、年は3つ上で、旅行系雑誌の出版社に勤めているということを知った。 さらに趣味の話になり、お互いに旅行 […]

小説について

  • 2020.11.15

突然、書き始めた小説。 もともといつか小説書きたいなぁって思ってはいたんですけど、 いつかいつか。 いつかは一生来ません。 それはわかっていたので、今だ!って思ったので 見切り発車的に書き始めました。 普段から色々な妄想ばかりしたり、こういう話を書きたいなっていうのは 想像はしてたんですけど、 いざ書こうとすると、当たり前ですけどやっぱり難しいですね。                        […]

『そっと背中を押してくれる(仮)』③

この人も一人なのだろうか。 梨沙子は思った。 こういうところは家族連れやカップルが多くて、 なんだかんだ一人でいることを気にしてしまう自分がいる。 なので、一人で来ている人を見ると、親近感が湧き、少し安心する自分がいる。 もう一口、缶ビールに口をつけながら、 そっと横目で隣を確認する。 彼もこちらを見ていて、ふと目が合う。 お互い驚いたのち、軽く会釈をした。 同世代くらいだろうか。 優しそうな顔立 […]

『そっと背中を押してくれる(仮)』②

  • 2020.11.07

立花梨沙子は、今年で33歳になる。 誕生日がまだ来ていないので、正確には32歳である。 前の恋人と別れて3年近く経つ。 もうすっかり一人の生活にも慣れてきて、日々充実した生活を送れていると思う一方、 将来に対する不安や焦りを感じないわけではない。 それらの気持ちのザワザワを打ち消すために、ヨガ教室に通い始めたり、 最近は家で一人飲みに凝り始めたりしている。                      […]

『そっと背中を押してくれる(仮)』①

日曜日の午前7時。梨沙子はリビングのソファでぼんやりと窓の外を眺めていた。 窓の外に広がる景色は雲ひとつないすっきりした青空で、 まるで、梨沙子の今の気持ちを表しているようである。 今日は、9月25日。 日曜日。 昨年の5月に健二と出会い、ある約束をした日から今日でちょうど1年。                                                             […]

英語を諦めようと思ってる話。

いつからだったか思い出せないけど、 英語話せるようになりたいな、、、英語話せるようになったらかっこいいなぁ って思い始めて。 多分、中学生くらいの頃から、だったと思います。 ペラペラになりたい!!! 具体的には、日常生活に困らないくらいネイティヴと普通にコミュニケーションが取れて、 洋画が字幕なしで普通に観ることができるってのが目標でした。                              […]