ハケンの品格(派遣という働き方)

ハケンの品格(派遣という働き方)

すみません、直接ドラマの内容とは関係ありません。

今は色々な働き方がある中で、ドラマでも取り上げられている派遣での働き方について

今まで何社か派遣として働いてきて、派遣で働くということや感じたことについてまとめてみました。

                                                                        

派遣で働くとは

社会人の方であったら知っている方も多いかと思いますが、

派遣で働くとは人材派遣会社に登録して、

実際には派遣先の企業で就業するということです。

なので、雇用契約を結ぶ先と実際の就業先が異なります。

そのため、給与は派遣会社から受けとり、福利厚生も派遣会社のものが適用されますが、

実際の仕事の指示は派遣先企業の担当者から受けます。

                                                                        

派遣の仕組み

◎自分⇄派遣会社

・雇用契約(就業条件など)

・給与の支払い

・各種社会保険の対応

・研修、福利厚生など

◎派遣会社⇄派遣先企業

・派遣契約

・企業側から派遣社員の依頼⇄派遣社員を派遣

◎自分⇄派遣先企業

・業務の指揮・命令(業務についてや残業なども派遣先の指示に従います)

                                                                        

派遣の種類

登録型派遣

こちらが所謂、派遣で働くっていう際の一般的な形態だと思います。

派遣会社に登録して、派遣会社から仕事を紹介してもらって派遣先企業で就業します。

派遣スタッフと派遣会社との雇用関係は、就業先が決まった時点で初めて発生し、派遣契約の結ばれている期間のみ成立します。

短期・期間限定の仕事や長期で仕事もあり、3ヶ月毎の更新で働いたりします。

紹介予定派遣

紹介予定派遣とは、一定期間派遣スタッフとして働いた結果、働く側も会社側も社員としての採用を望み、双方が合意した場合に社員化できるという制度です。

派遣期間中に職場や仕事を理解し、その企業が自分と合うかを実際に経験してから判断できるというメリットがあります。

常用型派遣

「常用型派遣」とは派遣会社が常時雇用して派遣労働者を職場に派遣します。

「登録型派遣」との違いは、登録型社員は仕事のあるときだけ派遣会社と派遣労働者との間に雇用契約を結ぶのに対し、派遣期間が終了しても派遣会社と派遣労働者の雇用関係は継続します。

派遣会社の正社員または契約社員として働くので、安定した雇用形態であるのが最大の特徴です。

(登録型の場合は給与は時給制、常用型の場合は月給)

                                                                        

                                                                        

派遣として働く流れ

登録

まずはじめに、派遣会社にスタッフとして登録します。

その際に過去の経歴や資格、就業条件などを登録します。

派遣会社のオフェスに直接訪問して登録する場合もあれば、

自宅などでネットで簡単に登録する場合もあります。

                                                                        

求人応募〜社内選考

登録後は希望の条件にあった求人があれば

マイページからエントリーするしたり、

派遣会社のスタッフから求人の紹介が電話やメールできます。

エントリー後、1つの求人に対して複数名の応募があった場合、

派遣会社内での社内選考があります。

人気の求人には応募が多かったりもするので、社内選考は落ちることも多いです。

その分、気になる求人は同時で何社もエントリーするのがオススメです。

                                                                        

企業との面談

社内選考に通過後は、企業側との面談が行われます。

法律で面接は禁止されている?みたいですね。(なので、顔合わせとか面談って言ったりします。)

軽く自己紹介したり、仕事内容の説明や質疑応答などがあったりします。

派遣会社のスタッフも同行しての面談になります。

進行などもサポートしてもらえるので、面接が苦手な人にもすごく助かります。

                                                                        

就業開始

面談後にやっぱり条件や業務内容など自分に合わなそうなら断ることも可能ですし、

企業側から断られることもあります。

面談まで行けば、そのまま就業できるイメージですが、

求人内容にも寄るのかもしれません。

自分は今まで一度だけ断られました。

面談まで行くと、いつから働けますか?という感じで

面談から就業開始までのスピードは早いです。

                                                                        

契約期間終了・満了

就業後は就業先の指示に従いながら勤務して、

3ヶ月毎などその都度契約を更新していくことになります。

短期や期間限定の求人であれば、期間満了ということになります。

何らかの事情や辞めたいということであれば、契約期間まで働いて

辞めるっていうのが一般的な流れになります。

                                                                        

                                                                        

派遣のメリット・デメリット

メリット

  • 一つの会社に縛られることなく色んな業界、会社を経験できる。
  • 比較的時給は高めの求人が多い。残業代もきちんともらえてサービス残業はなし
  • 未経験職種への入り口となる
  • 働き方を選べる(プライベートや他にやりたいことの両立など)
  • 応募の手続き、その他企業側とのやり取りを代行してもらえる

こんな会社や職種もあったんだという感じで、未経験でもいろいろ経験できたり学べたりします。そこで自分の適性を知った後、次の転職活動に役立てたりすることができます。

未経験だと正社員で雇って貰えないって言う場合でも、派遣で経験を積んだり、その間に資格を取得したり、紹介型派遣で正社員を目指すという働き方ができるのもメリットの一つです。

働き方も、短期や時短、シフト制など選べるのでプライベートでやりたいことがある人や何か資格の勉強したい人、転職活動中の人などにもオススメです。

                                                                        

デメリット

  • ボーナスが出ない
  • 契約期間が終わると次の仕事が見つかるまで無職状態

正社員と比べると、ボーナスが出ないのが大きいですね、、、

長く働いてくるとそこは大きいなと感じますが、その分最初から時給は高めです。

                                                                        

交通費が支給されるようになるようです(2020年4月〜)

今まで派遣社員は交通費は支給されず、自腹でしたが

法律が変わって、この4月から交通費が支給されるようになるようです。

                                                                        

                                                                        

職場の雰囲気

これはどの会社にももちろん言えることですが、派遣先の職場によって雰囲気や派遣に対する扱い方など本当に変わります。

そこの職場に派遣社員が自分一人だけの場合もあれば、派遣社員がほとんどという場合もあります。(そこで働いている派遣社員の派遣元の会社が自分同じということもあれば、自分とは違う派遣会社から派遣されてきているという場合もあります)

派遣に対する全体的な扱い方は、社員は社員、派遣は派遣という風に区別されてる感じで正社員>派遣というところが多かったです。(まぁ、当たり前かもしれませんが。)

職場に派遣が自分一人でしかも同世代や同性がいないと疎外感も感じて居心地があまり良くないっていう場合もあります。

もちろん、感じ方とか職場にもよりますので、分け隔てなく接してくれるところもあれば、給湯器は社員しか使えないとか、社員だけで忘年会というところもありました。

                                                                        

以上、ざっくりと派遣での働き方についてまとめてみました。

メリット・デメリットもあり一概にオススメはできませんが

いろいろな働き方の選択肢にはなるかと思います。

参考になれば幸いです。