2020年11月4日

『そっと背中を押してくれる(仮)』①

日曜日の午前7時。梨沙子はリビングのソファでぼんやりと窓の外を眺めていた。 窓の外に広がる景色は雲ひとつないすっきりした青空で、 まるで、梨沙子の今の気持ちを表しているようである。 今日は、9月25日。 日曜日。 昨年の5月に健二と出会い、ある約束をした日から今日でちょうど1年。                                                             […]